- 2026年3月17日
膝の手術を受けたあと、「手術前とは違う場所に違和感が出る」と感じる方もいらっしゃいます。
今回は、実際に来院された方のケースをご紹介します。
この方は変形性膝関節症の手術後、膝の痛みが手術前よりも強くなったと感じられていました。
リハビリでは主に太ももの前側(手術跡付近)を中心にケアを受けていたそうです。
ご本人としては「それ以外の場所は特に触れられていなかった」とのことでした。
実際にお身体を確認すると、すねの筋肉や膝の裏側に強い緊張が見られ、触れると痛みが出る状態でした。
ご本人は触れられて初めて「そこが痛い」と認識されたようでした。
そのため、まずはすね周囲の筋肉をやさしく緩める施術を行いました。
施術後は「なんか足がすごく軽くなってる」とご本人も驚かれ、負担のかかっていた部位がはっきりしてきました。
すねの痛みは徐々に落ち着いてきましたが、膝の裏側も押すと痛みがある状態でしたので
足首の施術を行いましたところ、膝の裏の痛みは軽減しました。
膝の痛みが気になっている場合でも、実際には別の場所に負担がかかっているケースもあります。
この方はもともと足首の動きに制限があり(特に足先を上にあげる動き)が十分に出ていない状態でした。
そのため、歩行時に足首で吸収できない負担が、すねや膝の裏側にかかっていた可能性も考えられます。
膝の痛みは、膝そのものだけでなく、足首や股関節の動きとも深く関係しています。
今回のように、ご自身では気づいていない部分に負担がかかっているケースもあります。
術後の痛みが長引いている場合は、手術部位だけでなく、体全体の動きを見直すこともひとつの考え方です。
現在は膝の痛みが完全に痛みがなくなったわけではなく、東京マラソン見学で15,000歩歩けたというので
驚きですが…脛と膝裏の痛みはよくなっているそうです。
ただ、足首の付け根を軽く押すと痛みがあるときがあるので、まだまだ足首への負担が大きいのかと思われます。
膝に関しては、医師から「変形性膝関節症の手術後は、組織がなじむまでに1年以上かかることもあり、その間は痛みが続く場合もある」と説明を受けているそうですので、まだ時間がかかるのかもしれませんね。
膝の手術後の違和感や痛みにお悩みの方の参考になれば幸いです。
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